クライミング トレーニング 目指せ2級! 最後の一手をとる方法

28248_1ef4df242adae993b33c9e97051d186a

2級にかぎりませんが、最後のゴールの一手が核心でもないのに、掴めないという事がほとんどです。

今回は確実に最後の一手をとる為の、クライミングジムでのトレーニング方法で実践して効果が出た物を書かせていただきます。

最後の一手

どうしてもゴールをとりにいくと落ちてしまうそれを、最後の一手といいます。
実際の壁を登らずに体幹や筋力アップは可能ですが突き詰めると、たくさんの課題を登る事につきます。

トレーニング方法

以下は2級未満の課題を前提にしています。

A、ハイステップ系

左足がハイステップ、右足なし、右手がカチ、ゴールがスローパー。
ゴールが悪いので飛びつけない為、左足を掻きこむ力、右肩で体をスタティックに上げながら左手をゆっくり出すような課題を作る。
この時しっかりカチ持ちして安定させる。

B、スローパー系

ゴール手前のホールドがスローパーで持ちづらく、ゴール取りが難しい課題。
足を上げ過ぎず、重心を下にして引くことを意識する。

C、バランス系

マッチのホールド状態から、片足のホールドのみ、マッチしているホールドに力が入らない課題を作る。

D、パワー

両手をガストンにして、片足のみのホールドが悪い課題などを作る。
この状況でわざと最後の一手が取りづらい課題を作成し取れるようにムーブまたは筋力トレーニングをする。

デッドorスタティック

私は足が切れる事が多く、「気合」で完登してしまう事が多いのですが、
その後、一週間もして再度トライすると、同じか、それ以上のトライ数がかかってしまいます。

トレーニング方法

1、足をつかうようにする

ホールドが無い場合でもスメアリングを心がける。
届かなそうでも足を残すように意識する。

2、ゆっくり動かす

スタティックに登る癖をつける。
腕をゆっくり出せるように足または体幹、置き方などを工夫して登る癖をつける。
実際には早く動ける所とメリハリをつけますが、トレーニング方法としてしっかり考えながら登る。

3、足を切る

足が切れないように、自分から足を切って体幹で衝撃を吸収し、次の一手をとる

ムーブ

正対で登る為には腕力と保持力がある程度あれば、ある程度の課題を簡単に登れるが、フラッキングやダイアゴナル、クロスでの体の移動方法、ランジの飛び方などを意識して登れるようになると、後々の難しい課題での腕の負荷等が軽減される。
登る前にしっかり考えるクセをつけて、考えた通り登れるかを鍛える。

最後に

クライミングは楽しんで登るのが一番ですが、体の動きに気を配って「意識」する事が、完登の達成感やムーブのスムーズさを向上できるため、瞬間の結果ではなく先を見据える事も大切なのかなと思います。
今回の用語
なし

こんな記事も読まれています



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加